
ノリオ(@amazing555)と言います。
仕事と人間関係で鬱を発症した30歳です、以後お見知り置きを。
実は去年、ネットビジネスコンサルという明らかに怪しいものに手を出しまして、まあ…
失敗しました!
鬱状態で一発逆転なんて狙うもんじゃありませんね。
半分ネタ、半分本気でやってみたんですが本気の自分が落ち込んでしまう事態となりました。
ネタにできそうな気がしてきたので今こうして記事を書いているわけです。
やっぱり教材みたいなものはイケハヤさんだったりマナブさんだったり、その界隈で名を馳せている方のものを買うのがいいです。
ちなみに自分は今、ヒトデさんのブログを拝見し参考にしているところです。
前置きはこんなところで、時系列で記事にしていきます。
目次
Twitterで相互フォロー、メルマガを登録してみる

ビジネス垢の人なのでね、必ずURLとメルマガがあるわけです。
サイトの中身はこう
- 結婚して家買ったけど給料上がらなくて鬱!
- そんな時にネットビジネスと出会って、最初は稼げなかったけど1年足らずで投資回収!
- 今では会社員時代を超える給料を手にしながら妻との時間を大事にする日々!
- 会社も上司も頼らずに生きていくライフスタイル!
- メルマガ登録よろしくね!
今思い返すとなんてありがちなサクセスストーリー。
半分ネタ、半分本気でメルマガを登録してみることに。
メルマガ登録1週間後、コンサルの人と通話する

メルマガに返信していく形で発信者さんと連絡を取り合いまして、
1週間後チャットの通話機能で話をすることになりました。
30分ほど身の上話だったりどんな内容のビジネスなのかを探って聞いてみたり。
どれくらいコンサル生がいるのかとか、何をして自分がコンサルの人みたいになれるのかを聞いたんですが、はっきりと回答してくれませんでした。
「何で発信していくかは教材を通して自分が教えます」
とだけは言われました。
教材を買う

はい、買ってしまいました。
金額にして30万円。
半年間のコンサル権付き、と謳われていたのでコンサルがメインではないということですね。
「これ失敗したらブログに書いてネタにするんや」という半分本気の自分。
僕は鬱状態からなんとか脱却して、一発逆転するんや!という心。
その金額だと思っていたのです。
教材の中身を見たぼく「え、マジか」
まずメルカリの販売やら自己アフィリエイトやら、おおよそ無料で得られるであろう知識がテキストの目次にちらほら。
後半は何やら書き込みワーク式。
これを提出していく感じか、なるほど。
あまり詳細を出しすぎると特定されても困るのでこの辺で。
今あるブログを伸ばしてくれるわけじゃない

あくまで新しいコンテンツ。
作ろうとしているものはそれのようです。
だけどなんだろう、イメージが湧いてこない。
僕は一体どうなっていくんだろう?
こんな不安と闘いながらテキストを見る日々。
スカイプで連絡を取りながら提出物書き直しの毎日、4ヶ月が経過
- 自己分析
- ペルソナ設定やらなんやら
- キャラ設定
などなどありまして、実に4ヶ月。
半年過ぎちゃうよ?大丈夫なん?
コンサル≠コーチ
コンサルって、
僕のイメージではスポーツコーチのパーソナルレッスンみたいに手取り足取り、密に連絡を取り合いながらやっていくものなのかなあって思っていました。
だからこんなに価格設定が強気なんだなあと思ってましたし、
多少エラーがあっても稼げるものなんだろうな、と。
これらは、幻想だったのでしょう。
コーチの見習いだったからこそ

テニスコーチを見習いでやってた時、師匠からよく言われていたのが
「お金を払ってきてもらっているのだから、我々は生徒さんを上手くする義務がある。」
お金を払って教えてもらっていたこともあったから、それで自分の腕が上がっていたからこそこれは全ての世界でそうなんだと思っていました。
けどコンサルってなんなんだ?
こちらが提出しなければ、何か教えを請わねば、何も与えられるものはないのか?
そこにあったのは、「30万円を払って無料で得られる知識を買った」という事実だったように思います。
コンサル生限定メルマガの最後の一言がこちら
鬱状態から抜け出せていない僕は、コンサル期間の終盤はほぼ連絡を取っていませんでした。
やればやるほど自分が無力であることに打ちひしがれていましたので。
そんな中、コンサルの人からメルマガが来ました。
そこにはこう記されていたのです。
「人はやっぱり一人では生きていけません!私は大事なことを見落としていました!なのでこれからコンテンツを作り直していこうと思います!」
…はい?
それは確かに正論かもしれない。
僕の記憶が正しければ、人間関係に左右されない、そんな強みがあるのがネットビジネスだったのでは?
あ、そういうことなんだ
高額で教材を売り、
聞かれたことに返事をして、
あとはじっと待つ。
これで人間関係に左右されないビジネスモデルの出来上がり、か。
半年経過する前に見限りました。
その後

何ヶ月か後の話ですが、
僕に教材を売った人は、Twitterから姿を消し、教材も再ダウンロードできなくなっていました。
今思い返すと、
鬱状態では正常な判断ができなくなるということ。
そんな状態で一発逆転を狙いにいかないこと。
こうしてネタにして書けるぐらいまでにはなりましたが、
やはり失ったものが大きかった気がします。
幸いなことに金銭面でも人間関係でも、このコンサルに関しては何も傷ついておらず自分の中だけで完結したからよかったものの、
お金と時間はどうあがいても返って来ません。
ネットビジネスのコンサルは、有名な方のもの以外は手を出さない方が良いって話。
どうか、僕みたいな人がこれ以上出ませんように。